「自分のもろさとか、あやうさとか、そういうのがずっと……」

台詞のbaton14

Tori→若島瑠美

「ノストラダムスなんかじゃなくって、梨利は梨利が怖かったのかもしれないね。自分のもろさとか、あやうさとか、そういうのがずっと怖かったのかもしれない。」

作 森絵都 小説『つきのふね』

自分に自信が無くて将来が不安で、未来なんか来なければいいと泣く梨利ちゃん。彼女と同じ中学生の頃にこの作品に出会った私は、その気持ちが痛い程分かりました。中高生を主な対象としている小説ですが、ふとした時に読み返したくなる、大人になった今でも心動かされる特別な作品です。

★batonは若島瑠美→野口茜さんへ
一緒に演劇を学んだ可愛い後輩ちゃん。ノリが良くて優しくて、苦楽を共にした大切な仲間の1人です。