「すべてを経験せよ」

台詞のbaton30

田中飄→高谷可南子

「すべてを経験せよ 
 美も恐怖も 
 生き続けよ 
 絶望が最後ではない」

詩人 ライナー・マリア・リルケ

この言葉が大好きです。
いつもこの言葉を胸に生きております。
今まで出会ってきたこと、これから出会う全てのことを大切にしていきたいです。
どの経験も決して無駄ではないです。
生きたいです。

★batonは高谷可南子→吉乃由夏へ
ゆかさんは、研究所時代とてもお世話になりました。
相談にもよくのって頂きました。
研究所を卒業した後も偶然他の場所でお会いすることが多くとても嬉しいです。

「こんなところ飛び出して、 サンフランシスコへ行くんだ」

台詞のbaton29

永野翔→田中飄
翔、batonと調子にのってしまいそうなコメントを、どうもアリガト。

 「こんなところ飛び出して、
  サンフランシスコへ行くんだ。」

戯曲『おーい、救けてくれ!』 
作 ウィリアム・サローヤン

まっすぐな思いが時も国も越えて届いてくれたことに感謝しています。。

★batonは田中飄→高谷可南子
可南子ちゃん、
動けない自分のうしろで可南子ちゃんの声が心に響いていました。
そんなワケで、、
今回は私からあなたへ。。

「じゃあ元気で」

台詞のbaton28


石井みつる(舞台美術家)→庭田愛子

「じゃあ元気で」

『明日のゆくえ』(『ヴァニティ』より)
 作 唯川恵

喧嘩した恋人ともう一度向き合った主人公。でもそれはやり直す為ではなくしっかりピリオドを打って新しいスタートをするためでした。
「仕事か恋愛か」の二択ではなく、長い時間かけて本当に大切なものを見つけようとした彼女が、恋人に告げた最後の台詞。別れのはずなのに私には悲しくは聞こえませんでした。
そんな彼女の姿が大人に見えて、その余裕は今の私にはまだ無いなと。いつか私にもそんな余裕が生まれるのかと思うと楽しみな反面寂しさも感じます。
…大人って何なのでしょうね。

★batonは庭田愛子→Ito・M・Studioへ

「何にも有りませんよ、そういう事実は、しかし、いろんな兆候がどうも不安なんです」

台詞のbaton27

村井華代(共立女子大学教授)→石井みつる(舞台美術家)

医師リウーは門番の遺体を隔離してしまうと、医師会の会長リシャールに電話した。

リウー「こういう鼠蹊部の熱について何か知っているかい?」
リシャール「 僕は全然わからない」
N「リューは幾人かの医師を呼び出し調べた結果」
リウー「死亡が二人、ひとりは48時間以内、もう一人は3日目だ、後の方の患者なんか、その朝診て来たときには、すっかりなおりかけてるように見えたんだが—」
リシャール「もしそういう例があったら知らせてくれ」
N「その後の調査の結果」
リウー「二、三日の間に二十名ばかりの類似の症例が得られた。ほとんど全部が死亡であった」
N「彼は医師会の会長リシャールに新た患者の隔離を要請した」
リシャール「僕にはどうにも出来ないよ—県からの手続きが必要だからね、それに何かそういう事実があるのかね、伝染の危険があるっていう」
リウー「何にも有りませんよ、そういう事実は、しかし、いろんな兆候がどうも不安なんです」
N「話しなどしている間に、天候が崩れ出した。門番の死んだ翌日には非常な濃霧が空をおおった。車軸を流すような豪雨が断続的に町の上に襲いかかった。嵐を含んだ暑気がこの突然の驟雨に続いた。海までがその深い青さを失い、そして濃霧の空のもとで目の痛くなるような、銀色もしくは鉄色の輝きを帯びた」

小説『ペスト』
作 アルベール カミュー

14世紀ペストの流行で当時のヨーロッパの人口の3分の一から3分の二が死亡したと言われている。新型コロナの影響で、カミューの小説ペストを読みなおしてみた。伝染病の不安と不条理を描いたカミューの「ペスト」の一部を多少台詞にしてみました。中国、武漢市で最初にウイルスを訴えて、当局から拒否され、汚名をきせられ、コロナに感染して亡くなった医師、その後中国政府から勲章を与えられ英雄となる。

★batonは石井→庭田愛子さんへ
バトンはKALECO2015『青い鳥』でネコを演じた庭田さんへ

「人間であるなら誰だってしょうもない所が必ずあるもんだ。」

台詞のbaton26

小林貴子(シンガー)→生津徹(俳優)

「人間であるなら誰だってしょうもない所が必ずあるもんだ。それを批判したり、言い争ったって仕方ない。・・・結局全部、そんなに大した事でもなかったって気付くんだ・・・最後には。」

The truth is, every human being on this planet is ridiculous in their own way. So we shouldn’t judge, we shouldn’t fight, because in the end… in the end, none of it matters. None of the stuff.

映画「海賊じいちゃんの贈りもの」(what we did on our holiday)
作:アンディ ハミルトン、ガイ ジェンキン(Andy Hamilton and Guy Jenkin)

自由奔放な爺ちゃんが、仲の悪い両親の愚痴を孫から聞かされ、孫をなだめるように、そして自分を振り返るように出てくる言葉です。
愛する人とはなるべく争わないようにしようと思いました。

★batonは生津徹→Ito・M・Studioへ

「描けッ」

台詞のbaton25

綱斗→永野翔

 「描けッ」

漫画『かくかくしかじか』 作 東村アキコ

自分がどこに行けばどうすれば良いのかわからない時にまずはやってみる。
シンプルながら色んな気持ちが篭ってて好きな言葉です。

★batonは永野翔→田中飄さんへ
公私共にお世話になっており人として尊敬してる人です。

「おめは反対しなかった」

台詞のbaton24

小川沙羅→綱斗

「おめは反対しなかった。
 おめは、反対、しねがったんだ」

福島三部作 第一部
戯曲『1961年:夜に昇る太陽』
作 谷賢一

福島第一原子力発電所の誘致の際、地主の正(ただし)が原子力発電に唯一見識がある孫の孝(たかし)に言った言葉。
孝は原子力発電の危険性を唱えるが、福島を出て働くこともあり、結果誘致に対して、反対をしない。
のちの原発事故を考えると非常に重たいセリフ。

★batonは綱斗→永野翔さんへ
演技研究クラスの先輩です。
舞台「恋愛と余韻」の五十嵐君は最高のはまり役で、いい感じに狂ってました。今でも鮮明に覚えています。
普段はとてもまじめな先輩です。

「どうして俺だけパパって言うわけ?」

台詞のbaton23

原田百音→村井華代(共立女子大学教授)

 圭一 どうして俺だけパパって言うわけ?母さんのことは「母さん」て呼んで。
 青年 カタカナには意味がないからね。
 圭一 お前、だあいっきらい。

戯曲『瞼の女──まだ見ぬ海からの手紙』
作 渡辺えり子

最近読んだ戯曲の台詞は思い出そうとしても出てこないのに、大学生のころに覚えた台詞は何かのきっかけでぶわっと頭の前面に躍り出てきます。深夜の駅、誰もいない構内で電車を待つ時間に出てきたのがこれ。ふわふわした可愛らしさと、寸鉄人を殺す批評性が同居する渡辺戯曲の台詞が好きでした。

★batonは村井華代→石井みつるさんへ
帝劇での巨額のお仕事の傍ら、共立講堂でKALECOを指導してくださっていた世界の舞台美術家・石井みつる先生にお願いします。明瞭に物質化した物語世界の迫力と詩的抒情! 大学生のときから尊敬する演劇人の代表でしたが、教員としてどれだけ学生の可能性を引き出そうとされていたかを知り、さらなる感動が待っていたのでした…。

 「どこに行くのか」

台詞のbaton22

伊藤雅昭(ギタリスト)→小林貴子(シンガー)

 「どこに行くのか」
 「ひくいところへ」

『ぞうきん』 作 河野進

“行き着く所は同じ”
そう思っているのに、
流れに抗う愚かな自分がいるなぁ

★batonは小林貴子→生津徹さんへ
音楽と伴に在る俳優